仕事などの効率の簡単な分析方法(コスパとタイパ)

はじめに

仕事などの効率を意識することは、自己分析と成長のために重要なことです。ここでは、2つの分析方法を用いて、仕事などの効率の分析を簡単におこなう方法を紹介します。

なお、この2つの分析方法は仕事だけではなく、趣味や学習にも応用できます。また、示す例は簡単なものばかりですので、「バカにしているのか?!」と思われるかもしれませんが、わざと簡単にしていることをご了承ください。

コスト・パフォーマンス

費用

「コスト・パフォーマンス(コスパ、費用対効果)」とは、コスト(使う費用)に対してどれほどの効果が得られるのか……を示す指標です。

式で表現すると、以下のようになります。ただし、費用は0にならないようにしてください(ゼロ除算は禁則です。)。

コスト・パフォーマンスの式

費用を数字であらわすことはできますが、効果の大きさを数字であらわすことは困難な場合があります。その場合は、例えば、効果の大きさを次のように考えることにしましょう。

・効果は大きい:50
・効果はやや大きい:40
・効果は大きくも小さくもない:30
・効果はやや小さい:20
・効果は小さい:10
・効果はない:0

このようにして、効果の大きさを数字で表現しないと、コスト・パフォーマンスの計算ができません

では、コスト・パフォーマンスの計算例を2つ紹介いたします。

1つめの例は、自己投資についてです。ある男性は、起業セミナーに参加したいと考えています。参加候補のセミナーは2つあり、1つめは「苦労をしないでそこそこ稼ぐ!」をコンセプトにしているAさんのセミナー(参加費:30000円)です。2つめは「圧倒的な努力で大金持ちになる!」をコンセプトにしているBさんのセミナー(参加費:50000円)です。

ここで、この男性はAさんのセミナーの効果の大きさを20000、Bさんのセミナーの効果の大きさを40000としました。

すると、Aさんのセミナーのコスト・パフォーマンスは20000/30000 = 0.67となり、Bさんのセミナーのコスト・パフォーマンスは40000/50000 = 0.80となりました。よって、この男性はコスト・パフォーマンスの大きいBさんのセミナーに参加することに決定しました。

2つめの例は、ほぼ強制参加である会社の飲み会についてです。ある男性は飲み会の参加を拒否しようとしていたのですが、上司から飲み会に参加するように命令されてしまい、渋々参加しました。今回の飲み会にかかる費用は3500円です。

ここで、この男性は飲み会の効果(価値)を-3500としました。よって、飲み会のコスト・パフォーマンスは(-3500) / (3500) = -1となりました。よって、この男性は損をしていることが数値でわかります。

簡単すぎる例であったかもしれませんが、このようにしてコスト・パフォーマンスを計算すると良いです。ただし、本当は後述の「タイム・パフォーマンス」と合わせて計算しないといけないパターンもあります(先程の飲み会の例など)。

タイム・パフォーマンス

時間

「タイム・パフォーマンス(タイパ、時間対効果)」とは、タイム(使う時間)に対してどれほどの効果が得られるのか……を示す指標です。なお、「タイパ」という略称は一般的ではありませんので、使用しないことを推奨いたします。

式で表現すると、以下のようになります。ただし、時間は0にならないようにしてください(ゼロ除算は禁則です。)。

タイム・パフォーマンスの式

時間を数字であらわすことはできますが、効果の大きさを数字であらわすことは困難な場合もあります。その場合は、例えば、効果の大きさを次のように考えることにしましょう(例は先程のものと同じです。)。

・効果は大きい:50
・効果はやや大きい:40
・効果は大きくも小さくもない:30
・効果はやや小さい:20
・効果は小さい:10
・効果はない:0

このようにして、効果の大きさを数字で表現しないと、タイム・パフォーマンスの計算もできません

では、タイム・パフォーマンスの計算例を2つ紹介いたします。

1つめの例は、通勤時間についてです。ある女性は、Aという会社に出勤するためのルートを2つ用意しています。1つめのルートを通ると15分で、2つめのルートを通ると20分で出勤が完了できます。

ここで、出勤の効果を100とすると、1つめのルートのタイム・パフォーマンスは100/15 = 6.7となります。2つめのルートのタイム・パフォーマンスは100/20 = 5.0となります。よって、1つめのルートのほうが時間的な効率は良いことになります。

2つめの例は、昼食をとるための喫茶店の選び方についてです。ある女性は、Aという喫茶店(自宅から徒歩20分で到着できる場所)で昼食をとるか、Bという喫茶店(自宅から徒歩5分で到着できる場所)で昼食をとるか、自宅で迷っています。なお、この女性は喫茶店Aには何度も来店しており、喫茶店Bには1度だけ来店しています。

ここで、この女性は喫茶店Aの効果(価値)を50、喫茶店Bの効果(価値)を20としました。そうすると、自宅を出てから昼食を完食するまでのタイム・パフォーマンスは、喫茶店Aが50/20 = 2.5となり、喫茶店Bが20/5 = 4.0となります。よって、喫茶店Bで昼食をとったほうが時間的な効率は良いことになります。

簡単すぎる例であったかもしれませんが、このようにしてタイム・パフォーマンスを計算すると良いです。ただし、本当は前述の「コスト・パフォーマンス」と合わせて計算しないといけないパターンもあります(先程の喫茶店の例など)。