転職はゴールではなくスタートである

スタート地点

転職の目的を明確にイメージすべき理由

このページをご覧になっている方の大半は「転職したい!」とお考えになっていると思いますが、そもそも転職をする目的は何でしょうか? 転職を考えている方は、転職の目的を必ずイメージしてください

なぜなら、転職の目的を明確にしておかないと将来の方向性を見失ってしまい、転職そのものが目的になってしまう危険性があるからです。転職そのものを目的にしてしまうと、とにかく転職することに精一杯になってしまい、転職に失敗する可能性が高くなります。

例えば、外資系の企業に務めている男性が「自分は12年もこの会社にいるが成長できていない」と感じているとします。その男性は、転職先を焦りながら探して、少し良さそうであれば応募を繰り返していました。しかし、転職先が決まらずに精神的に疲れてしまっていました。

「自分はこのままでは成長できない」と考えているのは良いですが、焦って行動してしまった結果として、本来の目的を見失い転職が手段となってしまっていたのです。こうなってしまうと、負のスパイラルに陥りやすくなります。

当然のことですが、まずは「自分が何をしたいのか」を冷静に考える必要があります。先程の例の男性でしたら「成長したい」という願望があるので、それをより具体的に(どのように成長したいのかを)イメージできれば良いでしょう。そうすると、目的を見失わずに転職活動をすることができます。

このように、まずは転職の目的からイメージしましょう。転職希望者個人には様々な事情がありますが、ほとんどの方は「今よりも良い条件(職場)で働きたい」と考えているはずです。

例えば、教育関係の職場に所属している女性がいるとします。その女性は英語の先生として10年も活躍してきました。しかし、転勤先での雰囲気に馴染めずに対人トラブルにまで発展してしまい、転職を考えるようになりました。

この女性の目的は「今よりも良い環境で働くこと」です。そして、その目的を達成するための手段が「転職」なのです。

もし、この女性が転職そのものを目的にしてしまうと、転職活動は高確率で失敗してしまうでしょう。しかし、「今よりも良い環境で働きたい」という願望、目的がしっかりと定まっていれば、あとは何らかの手段でその目的を達成するのみです。そのための手段のひとつが転職なのです。

このように、転職活動を成功させるためには、転職の目的を明確にイメージすることが重要なのです。決して、転職そのものを目的にしてはいけません。

転職後の人生設計をすることの重要性

「あなたは転職後、どのような人生を歩む予定ですか?」という質問に答えられますでしょうか? 「今よりも良い職場で働き、お金を稼いで……あれ? この先、自分は何をしていくのだろう?」とはなっていませんか? 転職後の人生設計ができていなければ、転職後に大変なことになるかもしれません。

なぜなら、無計画のまま転職をするとどこかで破綻する危険性が高いからです。

例えば、デザイン関係の職場で働いている女性がいるとします。その女性は、今よりも高い給料の職場で働くことを目的にしていました。そして数週間後、その女性は転職の目的を達成することができました。

しかし、その女性は「転職の目的の先」が見えていなかったことに気づきました。つまり、転職の目的を達成した後の人生設計ができていませんでした。

例えば、「自分は結婚をするのか」などの人生における重要なイベントを考えずに転職してしまったパターンや、「どのような人間になりたいのか」などの先を見据えた思考ができていないパターンなどです。

つまり、転職活動の成功がゴールになってしまっていたのです。転職活動はスタート地点に立つためのものです。スタート地点をゴール地点だと勘違いしないでください。

したがって、今後のためにも転職後の人生設計は必ずおこなってください。そして、スタート地点に立つまでに(転職活動が成功するまでに)、死というゴールに向かってどのような生活をしていきたいのかをよく考えておいてください。それがあなたの明るい人生のためです。